2月7日 さいたま市文化センターで行われた研修会
「このアザは、ぼくの大事な宝物」に出席しました。
講師は医学博士の藤井輝明先生です。先生は幼少期から‘海綿状血管腫’という難病にかかっており(この病気の方は、全国に2万人以上いるそうです)演題にもある通り、顔の半分にアザと皮膚の隆起があります。
病気に対する正しい知識と理解が得られず、小学校入学以来、いじめや差別に苦しんでこられました。心が折れそうになることも多々ありましたが、そのたびにご両親は先生を励まし、時には学校や地域に働きかけて先生を支え続けたそうです。その結果、先生は親からもらった体に誇りと自信を持ち、色々な事にチャレンジして、博士号だけでなく、スポーツや音楽等多岐にわたって資格を取得されたそうです。
先生は「子育ては、親の心の中に情熱の炎を燃やして行うことが重要」というお話をされていました。また
・事実をほめる
・タイミングよくほめる
・心をこめてほめる
・3つほめて1つ叱る
という「ほめるテクニック」の話も、軽妙な語り口で私達に伝えてくださいました。こういったお話を通して、親の子育てへの情熱や、地域で見守り育てる事の重要性を再認識しました。
※参考図書
先生の絵本が出版されています。「てるちゃんのかお」藤井輝明(著)、亀澤裕也(イラスト)
中学道徳3 年副読本「心つないで」(教育出版、2009年度)