読み聞かせボランティアさんには、2学期の読み聞かせでもたくさんのお話を読んでいただきました。
出版されている本は数多くありますが、ボランティアさんたちは、楽しみにしている子どもたちの為に吟味して、その日に読む本を選んでいます。ご家庭で日頃から読んでいるお気に入りの本や、書店で購入したり図書館で探したり、たった15分の時間ではありますが、その為に多くの中から選ばれた本は、どれも素敵です☆
寒さを避けて室内で過ごすことが増え、家族でいる時間が長くなるこの時期に、お子さまと読書のひとときを過ごしてみませんか♪
『めっきらもっきらどおんどん』長谷川摂子 かんたは、お宮ででたらめな歌をうたったせいで、突然大きな木の根っこに吸い込まれ、知らない世界の夜の山にたどり着いた。そこ出会ったのは見た目も名前もへんてこりんな3人組。ところがこの3人の遊びはとっても素敵で、かんたは時間を忘れて夢中で遊びまわります。疲れて心細くなったかんたが「おかあさん」と叫ぶと…。テンポの良い文章と展開で、子どもたちの心を引き付け、楽しませてくれるファンタジーの本です。
『じゃない!』チョーヒカル/作
物や身体にリアルなペイントをして固定概念を覆す不思議な食べ物が次々現れ、子どもも大人も想像力をかき立てられる写真絵本です。
『うごいちゃだめ!』エリカ・シルヴァマン/文 S.Dシンドラー/絵 せなあいこ/訳
どちらが速く泳げるか、どちらが高く飛べるか競争をしたあひるとがちょう。一勝一敗の結果に、「本当のチャンピオン」を決めるべく「動いたほうが負け」という競争をします。その競争が、想像もしなかったとんでもない事態へと展開していきます。「はち」が来ても、「からす」が来ても、じーっと動かないふたり。そんなとき。キツネが現われるのですが、
意地の張り合いからとんでもないことに…ここからはハラハラドキドキ。さて、ともだちのふたり。どうなっちゃう?
子どもたちも2人の勝負の行方をとても集中して聞いてくれていました。
『パパとママのたからもの』サム・マクブラット二ィ/作 アニタ・ジェラーム/絵 小川仁央/訳 安心を与えてくれる絵本です。自分の存在と周りの人をを改めて大切に思える本だと思います。
『はじめてのおつかい』筒井頼子/作 林明子/絵 少し緊張する挑戦の絵本です。不安な気持ちと戦いながらも、最後は達成感を味わうことができ、勇気をくれる絵本です。
『アレクサンダとぜんまいねずみ』レオ・レオ二 谷川俊太郎/訳 アレクサンダは本物のねずみ。ウイリーはぜんまい(おもちゃ)のねずみ。おもちゃのウイリーに憧れるアレクサンダは魔法使いのとかげに頼みます。もしも願いが叶うならば本当になりたいのは何だろう…アレクサンダのこころの動きに注目です。
『ピーナッツなんきんまめらっかせい』こうやすすむ/文 中島睦子/絵 身近な食べ物ピーナッツ。
ピーナッツとなんきんまめとらっかせいって同じ豆だったの?から始まり、どんなふうに芽が出てどんなふうに収穫されるかをわかりやすい絵で表現されてきます。そうだったんだ!と楽しめるかがく絵本です。
『ねこはるすばん』町田尚子 猫が留守番のあいだ何処で何をしているのか。色んな猫の絵本を描かれている町田尚子さんのリアルでチャーミングな猫の絵がこの絵本の見どころです!おもしろい猫の生態と綺麗な絵を堪能出来る一冊です。
『字のないはがき』向田邦子/原作 角田光代/文 西加奈子/絵 向田邦子さんの実話に基づくエッセーが原作の絵本です。戦時中に疎開することになった幼い妹を想う家族の姿や戦争の辛さが、わかりやすく印象的な文と絵で描かれいて、まっすぐに心に響く作品です。
『2ひきのカエル』クリス・ウオーメル/作・絵 はたこうしろう/訳 2匹のカエルの軽妙なかけあいが楽しい絵本です。最後に意外な展開がまっています。
『給食番長』 よしながこうたく/作 ここはわんぱく小学校。クラスを仕切る「給食番長」のせいで給食がいつも残され、ついに怒った給食のおばちゃんたちが家出してしまいます。仕方なく自分たちで給食を作る事になった番長たちですが、果たして上手くいくのでしょうか⁉給食の大切さに気づき成長する様子が描かれています。
『11ぴきのねこ ふくろのなか』馬場のぼる ねこちゃんたちの精神年齢がちょうど子どもたちと同じくらいなので、やることなすこと、親が読めば子ども心ってこんなだよな〜と頷かされ、子どもが読めば共感力の高い、そんなシリーズだと思います。
『まるごとちきゅうレストラン』チョーヒカル チョーヒカルさんの絵本には、最初のページを見たときの第一印象を裏切る世界が広がります。裏切られたときの気持ち良さ、見方を変える面白さが癖になります。『じゃない』もおすすめです。
『だいふくもち』田島征三/作 怠け者のごさくの家の床下にすみついているという「だいふくもち」その餅は小豆を食わせると小さな大福もちを次々と産みます。その餅を売り出すと評判になり、ごさくは大金持ちに。ところが、欲張ったために怖い結末が…。
『たった2℃で⋯』キム・ファン/文 チョン・ジンギョン/絵 この本は今年の青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」でした。地球の温度があがると何が起こるのかがわかりやすく書かれており勉強になります。
『ペンギンたいそう』斎藤槙/作 「たった2℃⋯」が少し長くて、勉強のような内容でもあるので、まず準備体操(導入)ということで「ぺんぎんたいそう」と組み合わせてみました。
『えかきになりたいねずみくん』なかえよしを/作 上野紀子/絵 絵の練習をはじめたねずみくん。仲間の似顔絵をかいてあげますが、みんなは「ぜんぜん似てない」と不満気。でも、ねみちゃんは…。予想外のオチに注目です。1974年に「ねずみくんのチョッキ」が刊行され50周年をむかえたシリーズの最新刊。
2学期後半へつづきます…